お返し文化は必要?
こんにちは、むすめ飯です。
先日実家へ帰省した際、新品の高級バスタオルを貰いました。
お祝いのお返しとして頂いたようですが、使われることなく数年間押入れで眠っていたようです。
そう考えると・・・
お返し文化は必要?
という思いが強くなってきました。
お返しとは
お返しとは、人から物を贈られたときに、返礼としてその人に物を贈り返すことです(Wikipediaより)。
日本には、結婚祝いや出産祝い、新築祝いなどの慶事の贈り物やお中元やお歳暮、年賀状などの年中行事としての贈り物もあります。また、香典といった弔事の贈り物もあります。
このように多くの贈り物を貰う機会がありますが、その度にお返しはどうしたら良いんだろう?と頭を悩ますわけです。
お返し文化の矛盾
そもそもお返しとは、相手への感謝の気持ちを伝えるものだと思います。
ただ、現実は必ずしもそうとは限りません。
例えば、お返し文化の定番とも言える結婚式。
結婚する人をお祝いしようとご祝儀を送り、その御礼の一つとして引き出物があります。
ただ、正直言って引き出物の多くは不要なものばかりです(あくまで私の経験上です)。
そんな引き出物を貰う度に、こんなもののためにご祝儀を送ってるわけじゃないんだけど・・・と悲しくなります。
むしろ、不要な引き出物にお金を費やすくらいなら、「自分達のために使ってくれ!」「ご祝儀減らしても良いかな?」とさえ思うわけです。
一方で、結婚する側にとってもお返し文化は面倒くさいものです。
結婚式の準備で忙しい中、数ある引き出物の中から少しでも喜んでもらえそうなものを選ぶ必要があります。
親戚の方にはコレで、同僚や友人にはアレ、頂くであろうご祝儀の金額などに応じて引き出物の種類を変える必要もあります。
そもそも、引き出物を貰って喜んだ事がない私は、自分が結婚式を挙げる際、どうせ喜んでくれないんだろうなと思いながら引き出物を準備した経験があります。
そこには、定型的に作業としてこなすだけで、感謝の気持ちを込めてお返しを考えている私はいませんでした。
送る側も送られる側もデメリットが多いお返し文化、一体誰得な文化なのでしょうか?
半返しという謎のシステム
そして、このお返し文化の中でも謎の風習が半返しや1/3返しといったものです。
お祝いなどを送る時点で、既に決まった額のお返しが戻ってくる謎のシステム。
違和感しかありません。
このシステムが、相手への感謝の気持ちを伝えるものではなく、定型的な作業とさせている根源でもあるように思います。
お返しは半返しがマナーだと偉そうな事を言う前に、お返しが無くても、ありがとうの一言で十分と思える文化の方がよっぽど私は好きです。
おわりに
今回は、お返し文化をテーマに書いてみました。
今回の記事では、決してお返しを否定するつもりはありません。
相手の事を思って送るお返し自体は、とても素晴らしいことです。
ただ、定型的な作業として送るようなお返しなら必要ないのではと思っています。
以上、お返し文化に関する記事でした。