夫婦でつみたてNISAを始める理由!非課税枠の拡大と教育資金の準備
我が家では、私の名義でiDeCoとつみたてNISAの口座を開設し、将来に向けた資産形成に取り組んでいます。
現在は不妊治療を行っていることもあり、毎月の積立金額を大きく増やすことは厳しいだろうと、これまで妻名義での口座は開設していませんでした。
ただ、先日からの暴落騒ぎをきっかけに、このチャンス(株価が下落するタイミング)を逃してはならないと、妻と相談し妻名義でのつみたてNISAを開設することにしました。
本日は、我が家が夫婦でつみたてNISAを始める理由を紹介したいと思います。
理由①:非課税枠
非課税枠の拡大
将来の資産形成に取り組む上では、非課税枠をかしこく活用することが大切だと考えています。
現在我が家では、iDecoとつみたてNISAを合わせて、年間54.4万円(iDeco:14.4万円、つみたてNISA:40万円)の非課税枠があります。
妻がつみたてNISAを始めることで、この非課税枠が年間94.4万円まで拡大することが出来ます。
資産形成を有利に進めるために非課税枠を拡大することが、夫婦でつみたてNISAを始める1つ目の理由です。
具体的な節税効果
それでは、具体的にどの程度の節税効果があるのかを、我が家のケースで簡単に試算してみました。
- ケース①(積立金額:78,666円/月、想定利回り:3%、積立期間:20年)
まず、試算の条件ですが…
積立金額は、現在の45.333円/月(私名義:iDeCo+つみたてNISA)に新たに33.333円/月(妻名義:つみたてNISA)を積立てることを想定し、78,666円/月としています。
想定利回りは3%、積立期間は20年としました。
試算結果は以下のグラフです。
その結果、20年後の元本は1,888.0万円、運用収益は694.6万円となりました。
この運用収益に20%の税金がかかるとすると、節税効果は約139万円になります。
※資産運用シミュレーション : 金融庁より試算
- ケース②(積立金額:78,666円/月、想定利回り:5%、積立期間:20年)
次は、先ほどのケースの条件から想定利回りのみを5%に変更してみました。
試算結果は以下のグラフです。
その結果、20年後の元本は1,888.0万円、運用収益は1345.5万円まで膨れる計算となります。
この運用収益に20%の税金がかかるとすると、節税効果は約269万円にもなります。
非課税枠を活用することで、これだけの額が節税されることになります。
※資産運用シミュレーション : 金融庁より試算
理由②:教育資金
教育資金の準備
我が家では第一子の誕生を機に、学資保険によって将来の教育資金の準備を始めています。
ただ、資産運用を勉強すればするほど、自分で運用したほうがメリットが大きいと感じるようになりました。
少し気は早いですが、将来生まれるであろう第二子の教育資金、そして学資保険だけでは賄えきれない第一子の教育資金をつみたてNISAで準備しようと考えたことが、夫婦でつみたてNISAを始める2つ目の理由です。
学資保険vsつみたてNISA
学資保険とつみたてNISAの運用にどの程度の差があるのかを、我が家のケースで簡単に比較してみました。
まず、我が家が加入している学資保険の内容は以下の通りです。
・払込期間:10歳まで
・払込方法:年払い
・払込保険料:213,905円/年(総額で2,139,050円)
・受取学資金額:2,500,000円
学資保険の返戻率は、約116.9%(=2,500,000円/2,139,050円)です。
次に、先ほどのつみたてNISAでの試算結果をもとに、つみたてNISAで運用した場合の返戻率(便宜的に返戻率と呼んでいます)を算出すると以下の結果となりました。
・想定利回り3%の場合:つみたてNISAの返戻率は、約136.8%(2582.6万円/1888.0万円)
・想定利回り5%の場合:つみたてNISAの返戻率は、約171.3%(3233.4万円/1888.0万円)
つみたてNISAで運用するほうが、返戻率がかなり高いことが分かります。
もちろん、教育資金が必要となる20年後に暴落が起これば、今回試算したような結果にはなりませんので、この点には注意しておく必要があります。
おわりに
今回は、我が家が夫婦でつみたてNISAを始める理由を紹介しました。
資産形成を有利に進めるための非課税枠をかしこく活用し、将来の資産形成、そして教育資金の準備を進めていきたいと思います。
以上、夫婦でつみたてNISAを始める理由でした。
※不妊治療に取り組む我が家がつみたてNISAを始めた理由は以下の記事で整理しました。