不妊治療では原因を追求することが大切だという話
こんにちは、むすめ飯です。
先日、私が考える不妊治療で大切な能力について紹介しました。
今日は、不妊治療にとって原因を追求することが大切だったという話です。
残念な病院との出来事
我が家が初めて通った病院は、家から電車で20分ほどの小さな病院でした。
比較的家からも近いため、無理なく通えると選びました。
最初は何の問題もなく通っていましたが、ある日医者からこう言われました。
「年齢的にもお若いし、ゆっくり治療していきましょう」
何も感じない人もいるかもしれませんが、私達夫婦にとっては…
「何言ってるんだコイツ?!」
「こっちは何年も子供ができず悩んでるから治療してるんだよ」
「一日も無駄にしたくないんだよ」
と思ったわけです。
それ以降、その病院に行くことはありませんでした。
信頼できる病院との出会い
次に選んだ病院は、家から電車で一時間ほどかかりますが、不妊治療の成功実績が豊富な病院でした。
治療費が他の病院と比べて高めに設定されていることから、当初選択肢に入れていませんでした。
ただ、先述の一件を機に思い切って通うことにしました。
そして、最初の治療の日に言われた一言で、私達夫婦はこの病院に任せようと決めたのです。
その一言が…
「徹底的に原因を突き止めましょう」
私達夫婦が求めていたのは、まさにこれだったんです!
原因が分からないのに治療していても、無駄な時間を過ごす可能性が高いです。
実際、その後私達はいくつもの検査を繰り返し、徹底的に原因を追求しました。
そして、夫婦合わせて四つもの原因がある事が分かりました。
最初の病院に通っていたら、原因も分からないまま、無駄に貴重な時間とお金を浪費していたのではないかと思うとゾッとします。
その後、私達夫婦は一つ一つの原因に応じた治療を行っていきました。
結局治療の効果もむなしく、タイミング療法、人工授精、そして最終的に体外受精とステップアップしていきましたが、原因が分かったからこそ、体外受精でなければ妊娠は難しいと判断することができました。
転院から体外受精へと踏み切るまでの期間は、僅かに一年ちょっとですが、私達夫婦にとっては、かなり濃い時間でした。
原因を追求するということ
原因を追求することは、辛いことも多々あります。
私達夫婦の場合、
原因が判明→対策(手術や投薬治療)→新しい原因が判明→・・・
と、全部で四つの原因が判明しました。
次から次へと新しい原因が判明する度に、またか…と落ち込みました。
また、夫婦それぞれに原因があったため、どこまで追い込むんだと悩んだこともあります。
実際、自分にも原因があると分かった時は、やっぱりショックでした。
ネットの不確かな情報をもとに、毎日栄養ドリンクを飲んだり、黒ニンニクを食べたり…
今思うと、どれだけ追い込まれてたんだという話です。
ただ、原因が分かったからこそ、次の一歩を踏み出すことができたのは事実です。
原因を追求することは、不妊治療にとって道を切り開く大切な手段であり、「近道」でもあります。
不妊治療にとって時間はプライスレス!
限りある時間を大切に。